2024年1月2日発売 SUN SURF SPECIAL EDITION '24MODEL|ハレ・アロハ|レーヨン壁縮緬|スペシャルエディション『FLOWER BLOOMING FOLKTALE』【アロハ・和柄】SS39231

■■■SUN SURF■■■

SUN SURF(サンサーフ)は「東洋エンタープライズ」が企画、生産するハワイアンブランドです。中でもアロハシャツの企画には定評があり、毎シーズン数多くの商品をリリースしています。"VINTAGE"を現代に蘇らせたアロハシャツの最高峰ブランド。1940～50 年代の今では入手困難とされているヴィンテージ・ハワイアンシャツの美しい絵柄、配色、ディテールを忠実に再現し、当時の雰囲気のままハワイアンシャツの魅力を現代に伝えています。世界のハワイアン・シャツコレクターからも大きな評価を受けています。

SUN SURF SPECIAL EDITION '24MODEL『FLOWER BLOOMING FOLKTALE』のご紹介です。

2024年の1月2日に全国一斉発売されるサンサーフの新春初売り柄。
今回復刻するのは、近年新たに入手した1940年代後期の作品。まだどこにも発表していない未公開のヴィンテージアロハシャツをベースとしており、もちろんサンサーフでの実名復刻も初めてとなる。

今回復刻を果たした本作は、K・イソシマ商店のブランド「ハレ・アロハ」が1940 年代後期に手掛けたもので、当時、日本の染工場でプリントされた生地を使いハワイで縫製された一枚。近年新たに入手した未公開のヴィンテージアロハシャツをベースとしており、サンサーフでの実名復刻も初となる。
絵柄のモチーフは日本の伝統芸能である能の演目のひとつ「高砂（たかさご）」。
福をかき集める熊手と邪気を払う箒（ほうき）を持った老夫婦、吉祥の象徴である松・竹・梅、鶴や朝日などが描かれた非常に縁起の良いデザインとなっている。
海を渡り、遠い故郷を思いながらハワイで生活していた当時の日系移民たちを支えていたのは、日本を想起させるデザインであった。それ故、ヴィンテージアロハシャツには多くのオリエンタル・デザイン（和柄）が存在し、このように日本の伝統文化を題材にした作品も発見されている。

作品名：“FLOWER BLOOMING FOLKTALE”
ヴィンテージ：HALE ALOHA -ISOSHIMA-
年代：1940年代後期
素材：コレーヨン壁縮緬
プリント：オーバープリント
デザインパターン：ホリゾンタル・パターン（オリエンタル・デザイン）
ボタン：ココナッツボタン

モデル：。
試着した感想：。

SS39231 Col.133(BEG) “FLOWER BLOOMING FOLKTALE”
モチーフとなっているのは能の演目「高砂」能とは、室町時代から続く何百年もの歴史の中で独自の様式を磨き上げてきた日本を代表する古典芸能である。本作の題材となっている「高砂」は、数ある能の演目の中でも知名度が高く、祝言第一とされてきた作品。このシャツに描かれているのは、その「高砂」の一場面。メインのモチーフとなっている松の木陰を掃き清めている老夫婦。この二人、実は松の精である。厳寒においても緑を失わない松は長寿、相生の松は夫婦仲の象徴とされ、古来より正月や結婚式などのめでたい宴席で「高砂」は広く謡われ、親しまれてきた。

SS39231 Col.133(BEG) “FLOWER BLOOMING FOLKTALE”
本作のプリントで特筆すべきポイント。それが「たたき」である。柄をクローズアップしてみると、非常に細かく彫られた型（プリントの版）を摺り重ねることで、色の境目を馴染ませて（実際のところ重色はしていないが）自然な陰影を表現していることがわかる。例えば松の幹の部分では濃いブラウンから薄いブラウンへのグラデーションを表現するため、茶色だけで何色もの型を作り、それらを摺り重ねている。この手法を我々は「たたき」と呼んでおり、松の葉のグリーンや老夫婦の着物の色のグラデーションも同様。さらにはモチーフの部分だけでなくグラウンド（朝日の下部や老夫婦の足元など）にも「たたき」で地色にグラデーションを薄っすらと入れ、柄に奥行きを持たせている。緻密で正確に彫られた型と熟練の職人の高度な捺染技術を駆使し、ヴィンテージアロハシャツならではのプリントの魅力を余すところなく再現した。