返品特約
M-1943フィールドジャケットはM-1941の後継モデルで、それまで陸軍が開 発採用した各種野戦服を統合する目的で開発された。 気温や運動性に備え、全ての環境に対応すべくレイヤーシステム(重ね着)を前提としているため、比較的ゆったりとしたフォルムを持っている。ボタンで留め る前立てとポケットフラップのボタンは隠しボタン仕様で、この上に装備品を身に付けても引っ掛かりを回避している。 素材は丈夫で防水性のある厚手のコットンサテンを裏使いした“バックサテン”をオリーブドラブに染め上げ迷彩効果を高めている。 フロントに設置された4つのポケットは容量が十分確保でき、日用品を収納すればザックは必要ないほどである。 襟はM-41を受け継ぎ、開襟でも閉じても着用でき、襟を立てチンストラップを閉じると風の侵入を防いでくれる優れた機能を持つ。基本的なデザインは完成 度が高く、その後採用されたM-51とM-65に継承されていった。
第5空軍隷下の第13爆撃飛行隊は1917年に創設された米軍史上で最も古い爆撃飛 行隊の一つで、第一次大戦から第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争と多 くの激戦に携わってきた歴史ある名門部隊である。 "グリム・リーパーズ"(死神)の愛称を持つ同部隊は1940年代中頃から1960年代にかけて沖縄、厚木、入間、岩国、横田と駐屯した日本において馴染 み深い部隊である。 M-43は本来、陸上用の戦闘服として支給されたが、航空隊の兵士に着用されたことも少なくなかったようだ。 陸上用でありながら、航空隊や空軍の部隊賞が付いた固体や、ペイントされたものが確認されており、空飛ぶフィールドジャケットとして活躍したのである。 日本に駐留した米兵にとって、これまでに経験したと事のないオリエンタルで神秘的な世界が視界に飛び込んでくると絵心ある兵士は固唾を飲んでその風景を絵 筆で捉えた。 こうしてフィールドジャケットは兵士たちにとって格好のキャンバスとなり、芸術性の高いプレミアムな一着が誕生したのである。
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65,000円 (税込 71,500円)
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