A-2
残暑が厳しいですね。気のせいか年々暑くなっている気がします。
さて、暑い気温帯で活躍したフライトジャケットと言えば
A-2です。 フライトのTOPです。
今回はその中でも今季納品されたおそらく隠れた名品になるだろう一着をご紹介します。
BUZZ RICKSON'S
今回のこのモデル。
オーダーナンバーのみが記されたこのA-2.コントラクターは
ケイブルレインコート社。
以前、ゴートスキンのシュリンクレザーで背中を1頭分まるまるぜいたくに使ったA-2が出ていたのを覚えていますでしょうか?
こちらもゴートスキンのしなやかな素材感で最初から着心地が最高でした。
しかし!
しかし!
今回ご紹介するAC27753はそれをしのぐ着心地の良さ。
かのマッカーサーが最初に来ていたA-2がこのモデルという史実もうなずけます。
その質感を再現する為、縫製後に1枚1枚職人さんによる当別あしらえのワックスを手作業にて刷り込み、ブロンコハイドを育てている為、まるで何十年も着てきたようなしなやかさと迫力があります。
着心地も最高で昨日、今日買いました的な面影はなく袖を通したその日からすでに肌に吸い付く、第2の皮膚的な感覚は何とも言えません。
もちろんワックス仕上げの為、ここから更に素晴らしい経年変化も大いに期待できます。
縫製後の手仕上げの為、エアロレザーの明かり赤リブなどと比較して気持ち小さいです。
大抵のガチガチな硬い革のA-2はその硬さの為小さく感じてしまうものです。私はエアロレザータイプで38ですがこちらは40でOKな感じでした。
どうでしょうか?今年こそこの特別なA-2をお客様の相棒にしてみて頂いてはどうですか?
豆知識(ウィキより)
1988年にアメリカ空軍は再びA-2を供給し始め、現代の空軍におけるA-2は、飛行機搭乗員の面々、および宇宙活動を行う人員の衣類として公認されている。彼らの任務と資格を完遂したものだけが、基本的な航空上の資格とは対照的に、着用を許可される。こういった必要条件は、空軍飛行士の間でさえこのジャケットを非常に重んじるものとした。
ちなみに現在は、素材は難燃性の染料が塗られたゴートスキンのみが許可され、昔と違いそのA-2にペイントしたり塗り直したりすることなどは禁止されているそうです。
2016-09-07 12:48