STUDIO D’ARTISAN『KAKISHIBU DENIM HICKORY COVERALL』のご紹 介です。
900年以上前、平安時代から受け継がれている伝統的な染色技法『柿渋染め』。 平安時代に侍や山伏が柿渋で染められた赤茶色の衣服を身に付けたのが始まりとも言われています。 高い殺菌力や消臭効果があるため、漢方薬としても使用された柿渋で染められた布は 日光や空気に触れることで色が変化し深い色合いになることから太陽染めとも称され、 長きに渡り日本の人々の暮らしに寄り添い今に至ります。
ダルチザンはこの『柿渋染め』で染めた糸を使い、 インディゴ糸と組み合わせたオリジナル生地を新たに作製しました。 ザラザラした生地感を出すために、タテ糸・ヨコ糸ともに6.7番という 通常よりも織りにムラが出る太い超ムラ糸を使用。 更にヨコ糸にはランダムにインディゴで染めたネップ糸(紡績時にできる節を残した糸)を 織り込むことで粗野な雰囲気を造り出すことができました。
1940年代のヴィンテージカバーオールを元に 大ぶりなポケットとAラインのシルエットを持たせ、 ワークウェア然とした質感と野暮ったくならない洗練された雰囲気を両立させました。 和と洋をミックスした存在感のあるカバーオールです。
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