港商スペシャルエディション
最近は忙しさにかまけて一切このページの更新をしていませんでした。毎日が入荷ラッシュで次々と新しいアイテムが入荷していますが少し前に入荷しているコチラをご紹介します。
KOSHO & CO. SPECIAL EDITION
スカジャンとえいばテーラー東洋。
それはなぜか。ご存知の方も多いですが、戦後まもない頃に実際にスカジャンを制作していたのが、今の東洋の前身が、三菱財閥系の商社であった港商であるわけです。戦後のGHQが行った経済民主化制作による財閥解体によってできた会社であります。凄い歴史ですよね。
そして60年以上たった今でも、セルフリメイク的に生産しているしている会社なんて、そうそうございません。
そんな中でも特にスペシャルなアイテムが今回の「MARINE PHOTO SQDN」
海兵隊の兵士が星条旗を立てる世界的にも有名な写真の図案
第二次世界大戦末期の小笠原諸島、硫黄島で繰り広げられた旧日本軍とアメリカ軍の【硫黄島の戦い】であります。
大日本帝国、アメリカ合衆国合わせて24666名の戦死者を出した激しい戦いで、詳しくはウィキペディアで調べて頂きたいので割愛いたします。
偉大なる日本帝国軍の先人には大変失礼な話ではありますが、アメリカンカジュアルにそめていくという戦後のアメリカの政策にまんまとはめられている私としては、どこぞの国の昔のことをいつまでもうだうだ言っている方々と違って、きっぱりかっこいいものにひかれてしまうわけであります。
この商品に至っては、ジッパーも当時の非常に弱い手曲げジッパーを使用し、リブも旧式のウールリブを旧式編み機で再現。(油断すると虫食いにあいます。)
ポケットの袋地も、当時は糸が貴重で残糸で編み上げた生地(今はその方がむしろ面倒)を使用、生地に使われる染料も昔のやりかたで直接染料!(経年変化が期待できます)
もちろん刺繍は横振りミシン。図案を見ながら職人さんの手で直接生地に柄をおこす日本独自の技法で施されています。
中綿も布団と同じ白綿を使用して、、、、など説明が大変なくらい要は、忠実に再現しているということです。
ただし、このスカジャン、洗えません。乱暴に扱うとジッパーはかまなくなります。これ着てスポーツでもしようものなら、あちこちからビチビチって糸の切れる音が聞こえます。
それでも、尚、私はオススメしたいのです!
一過性の流行でなくスカジャンを着て頂きたいと思います!
2016-10-06 18:41